山田木工所では、2024年から家具建具の製造の他、シェアハウス事業も行っております。障がい者の方や留学で日本に来る方など、さまざまな人たちが集まり、お互いに支え合い、助け合うことで安心して生活、働くことのできる社会づくりをしたいという思いでシェアハウス・地域食堂を始めました。

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

私の子供はダウン症で生まれました。知的障害と身体障害がある彼が、私が死んだ後、幸せに生きていけるか心配です。近い将来、超高齢化社会に突入して障害者福祉が成り立っているのかという不安や障がい者の子をもつ親が死期に近づき子供と心中する悲しい事件が度々起こっております。そのような現実の中、どうしたら安心して先立つことができるのかをずっと考えておりました。

他方、世の中には障害者のみならず、高齢者・ひきこもり・ひとり親・難病者・児童養護施設出身者・身寄りのない人など、同じような心配事を持っている方がたくさんおられることを、さまざまな交流を通じて知りました。

ある夜、困りごとが異なる人たちがごちゃまぜで暮らすシェアハウスなら助け合って暮らしていけるかもしれない、そこで助け合いながら働くことができなたら、困りごとを持っていても自立した生活ができ、幸せに暮らしていけるのではないかと思いつき、飛び起きてノートに殴り書きをしたのが始まりです。

人はひとりでは生きていけません。それは健常者も同じであり、困りごとを抱え、自立が難しい方(障がい者・高齢者・児童養護施設出身者・難病者・ひとり親・ひきこもり等)は特に人と共に生きることを大切にし、必要としています。

人は「愛され」「ほめられ」「人の役に立ち」「人に必要とされる」ことで幸せになれます。その幸せをシェアハウスの住人同志、さらに地域の方々と共に作っていきたいと思います。思いやりをもってお互い助け合うことで、しなやかで強靭なコミュニティーになり、少しでも多くの人が幸せに生きていける仕組みを作ります。 また、地域に目を向けると高齢者などのひとり暮らしの方がたくさんいらっしゃることが分かりました。そこで地域の方もみんなで一緒にご飯を食べられる地域食堂を始めようと考えました。多様な方が暮らすシェアハウスとしてだけでなく、地域も元気にできるような場をつくりたいという思いが湧き上がり、今では共感してくれる人もたくさん増え、地域の皆様にも支えていただきながら、「幸せに生きる」を創っていきます。

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困りごとを抱えて自立が難しい方(障害者、高齢者、児童養護施設出身者、難病者、ひとり親、ひきこもり)、そうではない健常者・学生など、多様な方が一緒に生活をするシェアハウスを作ります。
それぞれの弱点を補い合い、助け合いながら生活します。サポーターの方が、定期的に来られて、イベント等を行います。

リビング・キッチン

洗濯機・洗面台・階段

お風呂・シャワースペース

洋室(個人部屋)

和室(個人部屋)

地域には一人暮らしの高齢者など孤食で生活されている方が多くおられます。地域食堂では、シェアハウスの住民だけではなく、地域の方も利用できるようにします。孤独を感じることなく、いろいろな人との交流を楽しむことができるため、現代社会の課題である孤立や分断を解消する一助となります。
ごちゃまぜハウスは、人と人との繋がりを大切にし、地域全体の絆を深める場になります。地域の方同士が交流をしながら、楽しくご飯を食べ、お互いを見守れる場所になり、孤食をなくします。

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